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スポーツカー中古車相場 2018年度の結果から2019年度を予想してみる

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スポーツカー中古車相場 2018年度の結果から2019年度を予想してみる

スポーツカー中古車相場 2018年度の結果から2019年度を予想してみる

2022/03/11

月に入り1週目のオークションが開催されています。2018年度が終わり、新年度のスタート。今後の相場がどのように変化していくかを予想いたします。

 

 

2018年度は8月以降が予想外

中古車相場グラフ3

USS東京落札単価 2018-2019

 

2018度は4月のスタートから前年比で5〜10万円ほど相場が高くなっており、国内で言えば景気が良くなっているのか、など様々な要因がありつつもこのまま推移するかと思いましたが、8月のお盆明けから相場が下がり(横ばい)、前年を下回る月が続きました。そして正月明けの1月のオークションで一気に相場が下がり、前年を10万円ほど下回ることとなりました。主な要因としては円高による輸出車両の単価が下がったことと思われます。また、国内でも小売が伸びず、オークションの台数のみが好調になっていた感じがあります。

 

 

スポーツカーの相場は?

86 流通台数

【ZN6 トヨタ86】年間流通台数はこちら  月間流通台数はこちら

 

私の専門、国産スポーツカーの相場はいろいろと変動がありました。一番目立っているのがトヨタ86の相場です。9月の段階で小売市場の流通量が700台を切るほどまで減少しました。その影響もあり、相場は高騰を続け、ブログを書いた11月頃にはピークを迎えていました。

 

しかし、エンジンリコール、2012年車の車検を迎えるなど、様々な要因から2019年に入り流通台数は一気に増え、相場が下がっていきました。現在では100万円を切った車両も流通しており、若いユーザーにも手を出しやすい価格帯となりました。ただし、カスタムされた決まり物やMT車、ソーラーオレンジリミテッドなどの限定車は未だに高値をつけています。この相場の変動はバッチリ予想的中させていただきました。笑

 

2018年現在 トヨタ86の相場について

いしてつ相場予想は当たっていたのか!?2019年現在の86・RX-7の価格・相場を検証!

 

これが今年度はどのように変化していくか。まずはじめにGWが大きく影響を与えると考えられます。例年であれば1週間仕入れが止まり、休み中に売れた車を休み明けに仕入れるため、応札が増え相場が上がるという流れです。しかし、今年度はGWが10日間。出品のタイミングや小売の状況によって非常に読みにくくなっています。私は相場が上がる方向で予想しています。

 

また、2012年車のリコール対応が進み、車検満期車両も減っていくため、9月ころには流通量が減っていくことが予想されます。例年の相場の動きからしても、8〜9月に向け相場は上がっていくでしょう。それらを基に、売買のオススメは以下の時期と考えております。

 

【売 却】2019年8月〜

【購 入】2019年4月(5月)6月

 

 

’90〜’00前後のスポーツカーは高騰が続く

25年ルールが適応となる車だけにとどまらず、今の車にはない運転する楽しさやチューニングする楽しさを持っていた頃の車が軒並み相場の高騰が続いております。言わずと知れたR32〜R34 GT-R、RX-7、NSXなど、ある一定の条件をクリアしているものは台数も減り、今後相場が下がることは期待できないでしょう。

スープラ

オートモビルカウンシル 2019 カーセンサーブースにスープラ展示

 

その中でも、ここ最近で一気に加速しているのが80スープラです。90の発表、注文開始、それらを絡めたイベントなどでも車両貸出のオファーがあるほど引っ張りだこで、GTNETの在庫もほとんど売り切れに近い状態となってしまいました。今まではターボモデルのRZ・RZ-SのMT車両に人気が集中しておりましたが、2019年4月現在ではグレードやシフトは関係ないほど。特にオリジナルは数が減ってきているので、かなり人気が集中しています。

 

80スープラ 流通台数

【JZA80 スープラ】年間流通台数はこちら  月間流通台数はこちら

 

2019年現在 JZA80 スープラの相場を考える

 

小売市場の流通台数を見ると笑ってしまうほどわかりやすい推移となっております。この80スープラ人気は間違いなく本物ですね。

 

ちなみに、この頃のトヨタ車は意外とサビに弱く、スープラもその対象となっています。そのため、走行距離に関わらず下回りがサビている車両があるので、購入を希望されている方はご注意下さい。

 

私の相場予想では年内の90スープラ納車が終わり、一段落した後で80スープラへの人気の波が、もうひと波来ると考えています。わかりやすく言えば、80スープラに乗っていたオーナーが90スープラを新車で購入したが、やはり80にもう一度乗りたい!といって乗り換えるパターンです。これらを踏まえて売買のオススメは以下の時期と考えております。

 

【売 却】2020年1月〜

【購 入】良い車があれば今すぐ!!

 

 

相場が下がって手に入れやすい車は?

相場の高騰ばかり聞いていると、スポーツカーに乗れないのでは?と思ってしまいます。もちろん、相場が下がっている車種もあるのでご紹介します。

 

CR-Z 流通台数

 

【ZF1・ZF2 CR-Z】年間流通台数はこちら  月間流通台数はこちら

CR-Zは国産ハイブリッドカーでは唯一MT設定を持ったスポーツカー。もちろんATも走りはキビキビで燃費が良い上に、楽しい1台となっています。そんなCR-Zも発売からもうすぐ10年が経過しようとしており、走行距離も10万kmに近いものもかなり増えている状況です。ハイブリッドで気になるバッテリーの問題を懸念して、手放すユーザーも多いのでしょう。ATなら30万円〜、MTでも50万円前後〜購入が可能となると嬉しい話。現在、とてもお安く安定していますので、購入希望の方はオススメです。

 

NCロードスター 流通台数1

 

【NCEC ロードスター】年間流通台数はこちら  月間流通台数はこちら

 

地味に「2リッターNA FRレイアウト」というこの時代に数少ない貴重な存在のNCロードスター。サイズや重量増によりスポーツから少し遠ざかったと言われましたが、十分スポーツ走行できる車。しかも、販売期間が長かったため、初期の頃の幌車であれば、とてもお手頃な価格帯で手に入るようになってきました。また、この型から販売された電動メタルトップのRHTも現在相場が下がっており、実用性を兼ね備えたオープンカーが100万円前後で手に入るのはとても嬉しい存在。男性はもちろん、女性オーナーにもオススメです。

 

フェアレディZ 流通台数

 

【Z34 フェアレディZ】年間流通台数はこちら  月間流通台数はこちら

 

お買い得…というよりも、底値まで落ちきってしまったZ33は私はオススメいたしません。悪い車ではないのですが、元々コストを抑えた開発が原因で、いたるところがボロボロに…そりゃ、安くもなりますよ、といったところです。ですから私はZ34をオススメいたします!Z33から一転、内装部品も含め、豪華装備を取り戻した、あのフェアレディZがATなら100万円前後、MTでも150万円前後から購入が可能になってきました。トルクフルなVQ37エンジンにシンクロレブコントロール付きMTで、とても乗りやすい車に仕上がっています。高性能なフェアレディZは今がお買い得です!

 

2019年度のスポーツカー相場はいかに!?

結果から言うと、全体的に上がっていくことは間違いないと言えます。現在の相場の高騰に始まり、86やスープラなどの新車がスポーツカー人気を後押しし、モータースポーツやカスタムなどにも熱が入ってきているこの流れ、これは確実に中古車相場は上がっていくでしょう。消費税増税が控えていますが、趣味性の高いスポーツカーは一時的に落ち込むことはあっても、極端に下がることは無いと予想しています。つまり、購入は早め、売却は様子を見ながらと言った流れが私はオススメです。

 

また、常にアンテナを張っておくと良いと思いますよ。購入にしても出物があれば、すぐに動きが取れるようにしておくことは大切です!!

 

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