熱きプロの戦いが繰り広げられた「第3回全日本プロテクションフィルム選手権」
2024/08/21
一般社団法人日本カーラッピング協会(JCWA)は2024年6月12日から14日まで大阪南港ATCホールで行われたSIGN EXPO 2024内において、「第3回全日本ペイントプロテクションフィルム(PPF)選手権2024」を開催されました。今回はプロ同士の熱き戦いの模様をレポートします。また、3日間すべてライブ配信を行っておりましたので、現場の熱気とプロの技を是非お楽しみください。
目次
車体を傷から保護するためのペイントプロテクションフィルムインストーラーによる技術選手権です。プロテクションフィルムの施工技術を競い合いプロテクションフィルムの美しさや正確な施工、スピーディな作業など、さまざまなスキルを競い合い、インストーラーが自身の技術力を試す大会です。協議の内容は以下のとおりです。
■DAY1(40名の中から上位24名が2日目に進出)
・Round1:Fフェンダー片側(プレカット/制限時間6分)
・Round2:ボンネットハーフ(プレカット/制限時間6分)
■DAY2(24名の中から上位8名が3日目に進出)
・Round3:Fバンパー片側 (プレカット/制限時間15分)
・Round4:アフターカット(制限時間5分)
■DAY3
・Round5 Semi Final:ボンネットフル(バルク施工/制限時間20分)8名→4名に
・Round6 Final:フロントフル施工(ボンネット、Fバンパー、Fフェンダー、ミラー、ボンネット/制限時間60分)
で優勝者を決定します。
Round3:Fバンパー片側 (プレカット/制限時間15分/フレックスシールド)
Round4(アフターカット/制限時間5分/3M)
この選手権初の課題がRound4で選手たちに与えられました。その名もアフターカット。3Mさんのフィルムを使用します。台紙に貼られているプロテクションフィルムを課題の線に沿ってカッターで切っていくという競技です。制限時間は5分。
直線、直線+半円、円形と、フリーハンドでカッターを使い切っていきます。下の台紙を切ることなく、数ミクロンのフィルムのみを確実にかつ手際よく切らないといけないこの競技。「いつもは出来るのに、流石に手が震えた」とここまで勝ち上がってきた選手でも緊張するRound4でした。現場の観客も、YouTubeで配信を見ている視聴者も息を殺して見ていたことでしょう。5分の制限時間の中で、繊細さの中にも大胆さが必要な競技でした。
Round6 Final:フロントフル施工(ボンネット、Fバンパー、Fフェンダー、ミラー、ボンネット/制限時間80分/XPEL)
3日間に渡り繰り広げられてきた熱い戦いもこれでFinal。
第1回の優勝者 「P-Factory」井上睦基が再び優勝するのか?
松下 祐也が「P-Factory」トロフィを2人めの優勝者として持ち帰るのか?
ディフェンディングチャンピオン「ロッキーショア」磯 真仁が2連覇なのか?
「優勝して、選手権を卒業したい!」と熱く語っていた「アーネストワークス」田中 文太が有言実行を見せつけるか?
いよいよFinalがスタート!XPELさんのフィルムを使用し、フロントフル施工(ボンネット、Fバンパー、Fフェンダー、ミラー、ボンネット)を制限時間60分で戦います。ギャラリーもたくさん集まり、ピーンと張り詰めた緊張感の中、戦いは進んでいきます。フル施工なので、80分をどういった配分で施工していくのかも大切です。
さすが、Finalに進出してきた選手たちの戦いは無駄がなく丁寧かつスピーディに施工していきます。手に汗握る戦いはあっという間に80分が過ぎ、あとはジャッジを待つのみ・・・果たして「第3回全日本プロテクションフィルム選手権」優勝の栄冠は誰の手に!!!
そして、今年も開催!「WORLD WRAP MASTERS 2024」
来る、9月11日(水)〜13日(金)に開催される、サイン&ディスプレイショウ2024 (東京ビッグサイト西展示棟)において、世界最高峰のカーラッピング技術を競うイベント「WORLD WRAP MASTERS 2024」が今年も開催されます。同業者の方はもちろん、興味ある一般の方もぜひ見に来てください。プロフェッショナルたちの熱い戦いと感動がそこにはあります。
※サイン&ディスプレイショウ2024入場にはチケットが必要になります(無料)。入場チケット登録はコチラから!
https://tokobi.or.jp/sds/ticket2024/