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寒風を味方に付けたモンスターマシン達が駆け抜けた『CLUB RH9 タイムアタック・走行会 in 筑波サーキット』

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寒風を味方に付けたモンスターマシン達が駆け抜けた『CLUB RH9 タイムアタック・走行会 in 筑波サーキット』

寒風を味方に付けたモンスターマシン達が駆け抜けた『CLUB RH9 タイムアタック・走行会 in 筑波サーキット』

2024/02/20

まだまだ冬真っ盛りの2024年1月25日、茨城県筑波サーキット"TC2000"にてチューニングカーの走行会『CLUB RH9 走行会 in 筑波サーキット』が開催されました。

目次

    「CLUB RH9」とは

    出典:https://club-rh9.com/

     

    まずこの走行会を主宰する「CLUB RH9」とはどういった団体なのか。

     

    「CLUB RH9」は、80年代末から現在でもなおチューニングカーとしての人気が高い第2世代スカイラインGT-R(R32~R34)による0-400mタイム(通称:ゼロヨン)9秒台と最高速を目標にしたプロショップが集まり、日本各地で行われているイベント・競技を通じて切磋琢磨し技術力と信頼性を高めて、各ショップに依頼するチューニングカーオーナーにフィードバックをしていく「技術集団」になります。

     

    今回のような走行会や東京オートサロンといった展示イベントなどを通じてチューニングカーの楽しさ、奥深さなどを発信しています。

     

    「CLUB RH9 加盟店」は、北は北海道、南は九州まで国内35店舗・32社(2023年10月現在)となっており、定期的な加盟店の勉強会が行われています。この取り組みで作られたネットワークによって、全国どの加盟店でも均一のサービス・サポートが提供できる体制を構築しました。更に各ショップでの技術フィードバックを共有することで様々なニーズに対応していき、より安全かつ快適なチューニングカーライフをお客様に提供しています。

    筑波サーキットタイムアタック・走行会開催

    では、話を筑波サーキットに戻します。日本でのタイムアタックの聖地となっている「筑波サーキット」での走行会は今回が2回目。記念すべき第1回目は、天候に恵まれずチューニングカーの本領発揮とはならなかったそうですが、今回は青空!ですが、それなりに冷たく強い風がイベント終了まで吹いていました。

    まだ夜明け前の6時半のサーキットには全国から自慢のチューニングカーを積載したトラックが次々とやってきました。今回の走行会の注目は、3度あるプロショップのデモカー×プロドライバーによるタイムアタック。

    日が出てくるとピットパドックは、参加ショップのデモカーの準備に追われていました。歩きながらその様子を見学していて「おっ!」と思ったのは、加盟店最北の「ガレージ ライズアップ」が持ち込んだR35GT-R。どっこいしょと入れている燃料がレース用でした。

     

    奥に足を進んでいくといくつかのショップがタイヤウォーマーを持ち込んでいました。マシン、ドライバーともに最高の状態である最初の一本でタイムを出せるようにできる限りの準備を進めていました。

    誰もが楽しめるイベントに

    その中で、参加プロドライバーの一人である谷口信輝選手が、HKSのピットエリアに展示してあったレクサス最新のミニバン「LM」に最新のレーシングシミュレーターである「DriVe-X」を搭載してしまったコンセプトモデル「LM e-Driving CONCEPT」を体験していたり、ピット以外はのんびりといった感じでした。

    いよいよタイムアタックスタート

    暫くして、9時前にいよいよショップデモカー枠がタイムアタック走行会がスタートしました。この時の気温は、空気・路面とも非常に低く、エンジンパワーはとても出やすい反面、タイヤの表面温度は上がりにくい中となりました。

     

    まず最初にコースに飛び出したのはR35GT-R勢。先程紹介したガレージ ライズアップやフェニックスパワーなどのチューンドR35達です。大柄でヘビィな車体のR35GT-Rは、RH9プロショップの手にかかれば重さを感じさせない強烈な加速と切れ味鋭いコーナリングスピードを兼ね添えたモンスターマシンに変貌します。

    その後のクラスもGT-R勢に加えてHKSの「HKS RACING PERFORMER GR86」が登場!こちらは、HKSのGR86/BRZパーツ開発車両と同時に筑波サーキットにおけるGR86/BRZのレコードホルダーマシンでもあります。

     

    この後のクラスから車種が多彩となり、スバルWRX STI、新型フェアレディZ、GRスープラ、GRカローラ、BRZといった定番スポーツカーから、ホンダS660といったコンパクトカーまで次々と。

     

    最初走行枠は、まだ限界まで攻め込んでる感じではなさそうでした。ショップデモカーの走行枠が終わると一般参加マシンの走行枠に移っていきます。一般参加とはいってもかなりハードにチューニングが施されたクルマがその多くを占めていました。

    午後は更に熱い戦いが繰り広げられる

    午後になると冷たい風がより一層激しいものとなってきましたが、2枠目からはどのデモカーも全開モード。コース幅いっぱいいっぱい使ってアベレージスピードを稼いでいました。1枠目では走行しなかったG-Forceの”神風”GRヤリスも登場。VARIS製の大型エアロが目を引くこのマシンは、谷口信輝選手が担当。昨年56秒008を記録しています。

     

    そして夕方の最終枠。この枠になると走行台数がかなり少なくなってまだ目標タイムを出せていないショップにとっては、好都合の中でのラストチャンスとなりました。

     

    どのマシンも鋭いエキゾーストノートを響かせ大きく回り込む最終コーナーに勢い良く飛び込みアウトいっぱいいっぱいに立ち上がっていきました。非常に絵になりますね。

    R35Aクラス

    ゼッケン
    ショップ・メーカー
    車種
    タイム
    1
    No.16
    フェニックスパワー
    GTR 1号車
    55秒073
    2
    No.24
    ライズアップ
    GTRニスモ
    56秒114
    3
    No.10
    エンドレス
    GTR 1号車
    56秒217

    R35B クラス

    ゼッケン
    ショップ・メーカー
    車種
    タイム
    1
    No.20
    WING TAKEO
    GTR
    55秒766
    2
    No.17
    フェニックスパワー
    GTR3号車
    55秒980
    3
    No.12
    HKS
    GR86
    56秒340

    EX-A1 クラス

    ゼッケン
    ショップ・メーカー
    車種
    タイム
    1
    No.3
    G Force
    GRヤリス
    56秒662
    2
    No.22
    スクリーン
    GRスープラ
    58秒404
    3
    No.6
    カーステーションマルシェ
    WRX STI
    59秒205

    EX-A2 クラス

    ゼッケン
    ショップ・メーカー
    車種
    タイム
    1
    No.25
    ライズアップ
    GR86
    59秒681
    2
    No.31
    オートガレージM
    BRZ
    1分0秒631
    3
    No.30
    佐藤商会
    GR86
    1分1秒627

    EX-B1 クラス

    ゼッケン
    ショップ・メーカー
    車種
    タイム
    1
    No.29
    アートテック花塚
    ポルシェ911GT3(992)
    1分0秒721
    2
    No.14
    BLITZ
    GRカローラ
    1分0秒990
    3
    No.19
    フェニックスパワー 
    シビックタイプR(FL5)
    1分1秒998

    EX-B2クラス

    ゼッケン
    ショップ・メーカー
    車種
    タイム
    1
    No.26
    ツーシステム
    GR86
    58秒747
    2
    No.23
    スクリーン
    GR86
    1分0秒110
    3
    No.28
    t-get
    86
    1分0秒257

    デモカーリザルト

    詳細動画

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