若い男性にフィット!GE8型フィット1.5RSに100km乗ってみた!
2023/01/18
「ばっきーはもっと車のことを知りなさい」
そう社長から告げられたことから始まったブログ企画です。
Tempa社員の私がお客様へしっかりご案内できるように、車のことを学んでいくブログとなっております。優しく見守っていただけると幸いです。
初回は2009年に発売されたフィット1.5RSに試乗してきました!
目次
大学生や社会人なりたての男性が初めて乗るならこの車!
先に結論を言ってしまいます。この車は若い男性に最適です。
その年代の多くの男性は、免許を取得したことで行動範囲が一気に広がり、仲間達と何のプランもなく車で夜中走り回るなどして、青春を謳歌しています。
そんな彼らの青春をより盛り上げてくれる車です。
また数年後、あの頃フィットに乗ってて楽しかったな!と語り合える車だと私は思っています。
もちろん他の方が乗ってはいけない訳ではありません。どなたでも乗れます。
その中でも特に、車にお金はかけられないけれど、遊べる車があったら良いなと思っている方にとって面白い車です。
まずは車両の紹介をしていきますので、ご自身が車を手にした時をイメージしながら読んで下さい。
2代目フィット
今回試乗したフィットは2代目にあたります。2007年10月~2013年9月で販売され、2013年3月末には日本国内販売台数200万台を突破したメガヒット車両の一つです。
排気量は1.3Lと1.5Lの二種類。型式はGE6~GE9が存在します。
MTや4WDの設定もありバリエーション豊富なラインナップが特徴的です。
スペック
グレード | 1.3G 1.3Gスマートセレクション 1.3L |
1.3G 1.3Gスマートセレクション 1.3L |
1.5X 1.5RS |
1.5X 1.5RS |
型式 | DBA-GE6 | DBA-GE7 | DBA-GE8 | DBA-GE9 |
エンジン型式 | L13A | L13A | L15A | L15A |
排気量(cc) | 1,339 | 1,339 | 1,496 | 1,496 |
シフト | 5MT,CVT (1.3LはCVTのみ) |
5AT | 5MT,CVT | 5AT |
駆動方式 | FF | 4WD | FF | 4WD |
カッコかわいいエクステリア
出典 ポッキリCar
ふっくら丸みを帯びたフォルムで可愛い印象もありながら、黒のカラーリングと無限のフロントグリル、フロントバンパー下についている社外品のリップスポイラーによりカッコよくなっています。
出典 ポッキリCar
16インチのアルミホイールは社外品を履いており引き締まった印象を感じさせます。
リアは赤いRSのエンブレムが飾られ、リアワイパーは外されキャップで閉じスッキリとした印象を与えています。
出典 ポッキリCar
出典 ポッキリCar
マフラーはご近所迷惑にもならない程度に少しだけ音量が大きく、低い音が出るので、心地良い音と振動が伝わりワクワクします。
外装のカスタマイズはライトに仕上がっているので、改造車のような悪いイメージを感じることも全くありません。
落ち着きのあるインテリア
黒を基調とした落ち着いた内装なのでこれも男性に似合う要因の一つです。
本革巻ステアリングは触り心地もよく、赤いステッチと奥に見えるメーターの赤い表示がスポーティさを演出しています。
出典 ポッキリCar
また1.5RSはスポーティーさを重視して、CVT車のみパドルシフトがステアリング裏についています。
「7スピードモード付+パドルシフト」という装備で、まるでAT車のようにギアをシフトアップ・ダウンをしているような操作ができるようになっています。
エンジンを高回転まで回したい時やエンジンブレーキを効かせたい時など、アグレッシブに走りたいときに活躍します。
F1やGTのドライバーになった気分がちょっとだけ味わえます。
出典 ポッキリCar
アクセサリーについてですが、この車両にはホンダインターナビ(HDDナビ)が搭載されており、CDの録音機能があるので自分の好きな曲を聞きながらいい気分でドライブできます。
出典 ポッキリCar
またBluetooth接続で通話が可能で、センターコンソール下の12V電源を利用して、充電器と接続すればスマホのバッテリー切れの心配ありません。
ETCもついているので、旅行プランを考え始めると尽きません。
出典 ポッキリCar
シートアレンジが多彩でなので用途は様々で、仲間とBBQをするためにアウトドアグッズを載せたり、コストコでたくさん買い物をしても平気です。
座席を起こしても容量が426Lと大容量です。具体的には後部座席に人が乗った状態で、2~3泊用小さいキャリーケースなら人数分積めるので、大人4人で出かけても窮屈さはありません。
出典 ポッキリCar
またこの車両はスカイルーフ付きのなので開放感は抜群です!
夜景を楽しめる場所に車を停めて正面には街の灯りが見え、天井を見上げれば星空を眺められたらお目当ての彼女はイチコロです!
さぁフィットについて学び想像したところで走りのチェックです。
実際に乗ってみて走りはどんな感じか、燃費はどうなのかリアルな部分をお伝えしたいと思います。
ルート1 YOKOHAMA BASEから横浜市緑区
日時は2022年12月29日13時頃。
ルートは神奈川県高座郡寒川町にあるYOKOHAMA BASEから横浜市緑区までの約28kmです。
下道で海老名から青葉台へ国道246号を利用し、右左折が少なく狭い道を極力使わないルートにしました。これなら免許取りたてで運転に不安があっても大丈夫です。
オドメーターの走行距離109,605kmからスタートです。
心地よく加速をする1.5Lエンジン
まず乗り始めて最初に感じるのが、心地よく引っ張ってくれるエンジンです。
1.5Lの120PSとコンパクトなエンジンでありながらパワーはそこそこで、1,080kgの軽量ボディーなのでスイスイ加速していきます。
信号待ちから発進するときは加速の良さを特によく感じます。
まわりから出遅れたりすることもなく、加速が必要な大きな道路への合流もスムーズにできました。長い上り坂でもトルク負けせず速度が落ちていくこともありません。
出典 ポッキリCar
良いところをもう一つ挙げると、CVT(無段階変速)はシフトアップ・ダウンがないので変速ショックもなく、なめらかに加速していきます。
前後の揺れが少ないので、乗り心地を気にされる方や乗り物酔いしやすい方は特に優しく感じます。
逆に気になった点としては、アクセルを強く踏み込んだときのレスポンスが一瞬遅く感じたり、アクセルを戻してからエンジンブレーキの効き始めがすこし遅く感じる点です。
これには理由があり、CVTでは常に最適なギア比に保つために制御をしているので、運転手がアクセルを操作した時に車の動きがワンテンポ遅れてしまいます。
しかしそれらは自分から車に合わせてあげられれば、改善できると思います。例えば
・アクセルを踏み込むときはメリハリをつける
・少なからずどんな車でもレスポンスの遅れはあるので気にしない
・パドルシフトを使いシフトダウンし、エンジンブレーキでコントロールをする
などして、車に次第に慣れていき特徴を捉えた運転をすれば問題はありません。
座面の高さと視界の広さが安心感を生む運転席
出典 ポッキリCar
運転していて内装面で気づくのが視界の広さです。
・フロントガラスが大きくて視界が広い
・座面が高いので見渡せる範囲が広い
・大きいサイドミラーが後方の確認をしやすい
と挙げられます。視界が良いということは、常に運転に集中しなければならないドライバーの疲れを減らすことが出来ます。
サイドミラーが大きいことが私としては嬉しく、左右に視線を配ったときに広い範囲を映してくれるので、車線変更や駐車時の後方がとてもしやすいです。
ハンドリング
ステアリングを切ったときは思ったとおりに車が曲がっていくので、自分と車が一体となった感覚がありとても楽しいです。
185/55R16の程よく厚みのあるタイヤは路面からの衝撃をよく吸収してくれます。段差舗装を通ると上下の揺れはありますがすぐに収まります。
コーナーを曲がる際の左右のふらつきも小さく乗り心地は良いです。
燃費
約28km、約1時間10分走行して2度の渋滞に捕まりながら、予定よりも30分遅く到着しました。それを踏まえて燃費はどのくらいかというと…
燃費はなんと驚異の15.4km/L!
もちろん28km走っています!
246号線を安定した速度域で走られたので燃費が伸びた要因の一つでしょう。それを加味しても、13年前に生産され10万km走行した車が出した数字としては、とても良いのではないでしょうか。
当時の新車販売時のカタログ値(10.15モード)で18.8km/L。その数字に0.7を掛けた数字が通常と言われていたので13.1km/Lぐらいだったらいいな。と予想していましたが想像以上に良い数字でした。
さて、次は横浜市緑区から社長を載せ、二人で横浜市関内の印刷屋さんへ高速道路を使って向かいました。
ルート2 横浜市緑区から関内
横浜市緑区を出発してすぐに横浜青葉インターから高速に乗り、第三京浜を通り首都高速1号横羽線のみなとみらいを降りて、関内へ向かうルートでした。
一人乗車が増え重量増加したことによる乗り心地の変化など、走行比較もしたいところですが、一般道の走行がとても少なかったので比較は難しいものでした。
実際に走行した距離に対する燃費を見ていきたいと思います。
高速走行中は渋滞もなく法定速度で40分、約23km走行し燃費は…
なんと20km/L!ガソリン車では上々の数値だと思います。
以前、ハイブリッドカーである2代目のインサイトで個人で旅行した際に20km/Lという数字を記憶していたのですが、それと同等の数字です。
2代目インサイトの車重が1,200kgでフィットが1,080kgなので、重量が軽いことが大きく貢献しているのだろうと思います。
最後に関内からYOKOHAMA BASEの燃費も見ていきましょう。
ルート3 関内からYOKOHAMA BASE
最後は首都高速3号狩場線の阪東橋入り口から乗り、保土ヶ谷バイパスは通らず(ナビが回避したため)、第三京浜を経由し東名高速に合流しました。
海老名ジャンクションから圏央道に乗り換え、寒川北インターで降りるルートでした。
時間帯は16時頃で東名高速の下り方面は渋滞こそありませんでしたが、交通量は多めでした。
17時に寒川へ到着し高速道路を約52km走行した実際の燃費は
写真のピンボケすみません!なんとこちらも21km/Lと好成績!
これならガソリン代もそれほど心配しないで済みそうですね!
まとめ
軽いボティーと優れたエンジンにより、高燃費を実現しながら力強く軽快な走り味わえました。またハンドリングもよく、ダイレクトな感覚で車を操り走る楽しみを感じる事ができました。
外装もやりすぎないスッキリとした自然なカスタマイズでカッコよく、内装はシックで落ち着いた雰囲気を演出しています。
13年前の車とは思えない程とても完成度が高く、現代のコンパクトカーと遜色ないパフォーマンスを発揮しています。
またフィットは国内に出回っている台数が多い分、パーツも多くあるのでメンテナンスに苦労しないところも良いところです。
それであれば断然、お金のかからない中古車の方が大変オススメです。
最初にも言いましたがこの車を若い男性にぜひ乗ってもらいたいです。
車を操る楽しさ、自分だけの特別空間という心地よさを感じさせ、車があるからこそ実現できる楽しみをフィットはたくさん作り出してくれます。
今回、私も走る楽しみを感じられたあっという間の100kmでした。
この車両を提供してくださったのはポッキリCarさんでした。ありがとうございました。
お手頃価格で販売しておりますので、フィットRS気になった方はグーネットの掲載をぜひご覧下さい。