国内最後のスカイラインクーペ!CKV36スカイライン 370GT タイプSを鑑定してみた!
2022/12/10
CKV36 スカイライン クーペの鑑定を行いました! 気になる評価点はいかに!?
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今回も自動車鑑定士のあの人が登場
今回はスカイライン( CKV36 ) 370GT タイプSを自動車鑑定士 株式会社よつばの山田さんに鑑定してもらいました。
その修復歴の定義は日査協、公取協などの統一基準として修復歴車と定義されているのは骨格(フレーム)部位等を交換したり、あるいは修復(修正・補正)したものが修復歴車(事故車)となります。
①フレーム
②フロントクロスメンバー
③フロントインサイドパネル
④ピラー
⑤ダッシュパネル
⑥ルーフパネル
⑦ルームフロアパネル
⑧トランクフロアパネル
上記をもとにまずは、修復した跡があるかを見ていただきました。ヒンジとドアの塗装による色の違いはなく、スポットも正常になっているので交換はないそうです。
ルーフパネルの確認
スポットが正常通りに付いているのでルーフの交換もないそうです。ルーフパネルはピラーと離れているので交換しやすいのですが、交換した場合は修復歴ありになってしまいます。しかし、ガラスルーフは溶接止めではなく接着剤で止まっているので交換してもわからない上に、修復歴に入らないそうです。
トランクフロアパネルの確認
ボルトを回した形跡がないのでトランク交換はないと認識。さらにエンドパネル部のスポットも純正の色なので、その2つのポイントからトランクフロアは交換していないと鑑定できます。しかし、今回は取材ということもありトランクフロアも実際に見ていただき説明をしていただきました。
下回りの突き上げがないかも確認したところ大きな突き上げや、突き上げによるオイル漏れもなく、バンパーを止めているホースメントのボルトを回した形跡もないことを確認しました。結果トランク交換なし・バンパーの交換もなし・突き上げなし、後ろは当たっていないことになるということでした。
ピラーの確認
ピラーも他の部分と同様に確認していただきました。ドアにインパクトがあった場合、ヒンジを介してピラーに力が波及するのでそこもしっかりと確認。今回はそういった形跡は見受けられませんでした。
フロント周りの確認
先程ピラーを確認した際にフェンダー取付部を見て交換している可能性は低いと山田さんはおっしゃっていましたが、更に確実なものにするため、エンジンルーム内から裏地をみて供給部品(供給部品は裏地が黒色)の色ではないので、交換箇所はなしと判断。車両によってはエンジン側からだけでなく、ホイールハウス内のライナーをめくって見ることもあります。
この車では交換個所はないのですが、車両後方(又はリア)と同様、バンパーホースメントを中心に見ていただきました。この車両は修復歴の定義にある、フレーム8項目に修復が見受けられなかったため、『 修復歴なし! 』と山田さんから太鼓判をいただきました。
最後に外装の総合評価
見ていただいた結果
・フェンダーの耳曲げ
・えくぼ数箇所あり
・ルーフが黒に塗装されている
・フロントスポイラーの割れとペイント割れ
・右ドアのエッジ傷
以上が確認されましたが、膜厚を測っていただき板金は見受けられず、塗装はされていないということでした。
そして山田さんに出していただいた総合評価は4点でした。
中古車を購入する際に修復歴なしと聞いていたが、詳細が気になる!など自分のお車について知りたい方は一度山田さんに鑑定してもらってみてはいかがでしょうか。気になる方は是非お問い合わせください!