2019年3月2週目のオークション状況
2021/12/15
毎週オークションに通っているので、状況を記録に残していこうと思います。
目次
大凡例年通りの相場の動き
このブログ内で、再三に渡り、3月のオークション相場が低いということを述べてまいりました。この値動きは、ある程度例年通りと言えます。しかし、少し読みと違うのは、年末のオークションが終わり、年明けは大体年末の相場まで戻るのですが、今年度は少し低いのが現状です。
要因は以下のものが考えられます。
①2018年12月の国内売買の減少、及び車両単価の低下
②2019年1月前年に比べ円高による、輸出の減少
出典:http://www.jada.or.jp/contents/data/used.html#
12月の中古車登録台数は単月前年比で98%となっており、約6,000台ほど減少しています。12月の売買が活発で、在庫がなくなっていくと、翌月のオークションは応札が活発になり高値をつけるので、コレは一つの要因となっていると考えられます。
出典:https://www.goonews.jp/data_bank.php?id=251
前年比3円ほど円高となっておりますが、実際に輸出台数を見てみるとほぼ横ばいです。ここの単価データが取れないので検証はできませんが、台数自体は変わっていないという結果が確認できました。
「オークションは本当に難しい」と私の知り合いで熟知している方がよく口にされます。本当にそのとおりで、一筋縄では行きませんね。これだからオークションは面白い!これからもっともっと調べて勉強していきますので、引き続き宜しくお願いします。
オークション会場はこんなとこ
僕がメイン行っているUSS東京というところは、広大な土地に毎週1万〜1万7千台もの車が流通している巨大なオークション会場です。敷地が広すぎて端っこが見えません。。。
これだけの会場ですから、本当に良い車もたくさんありますが、中には危険なものも存在します。それを我々仕入れ担当が、しっかりと状態を見極めて車両を落札していくわけです。
一番注意が必用な下回りのサビ
僕はいつも下回りのサビにかなり注意しています。なぜか?それは交換ができないからです。極端な話ですが、同じ下回りでもアームやメンバーがサビてるのなら交換すれば良い。エンジンやMTが調子悪いのであれば載せ替えれば良い。こういった「部品」は交換ができますが、フロア、そうモノコックボディに関しては基本的に交換ができないのです。ですから、僕は下回りのチェックは怠らないわけですね。雨の日も雪の日も…泣
こんな感じで下回りをチェックしています。実際、この車は外装はキレイな状態でしたが下回りは…
これはサビがちょっときてますね。予備軍と言ったところでしょうか。ただ、僕はあまり強気に仕入れません。車両の価格帯やターゲット層に合わせて基準を変えていますので。
ちなみに、未だに人気のあるAE86なんかは出品はされているものの、ちゃんとした個体に出会えることがなかなかない状況です。旧車となってしまった今、サビとの戦いと言って良いでしょうね。
驚きのレア車「NISMO 270R」も登場
ご存知の方もいると思いますが、わずか30台限定(実際は32台)の激レア車両です。SR20DETをベースにNISMOでコンプリートされた結果、270psのマシンとして販売されました。今となってはモンスターマシンとは言えませんが、当時2Lエンジンのシルビアが270psとして新車販売されたのは、とても驚きでした。そんな270Rが出品されており、驚きの価格にて落札されていました。25万km以上走行していましが余裕の3桁、とにかくビックリするほどの価格でした。国産スポーツカーの相場の高騰がよく分かる1台でした。
こんな車もたまに出てきますが、とにかく今週も開催されるオークション。今年度はあと2回!相場が安いと予想されるこのタイミングで沢山仕入れますので、購入希望の方は、このチャンスをお見逃しなく!!