東京オートサロン2019
2021/10/28
今年もこの時期がやってまいりました。東京オートサロン。早速初日の今日、取材に行ってまいりましたので各ブースの様子をお届けいたします。
目次
なんと言っても一番の注目はTOYOTA SUPRA
待ちに待った、トヨタのスープラが展示されていました。沢山の人が集まっていて注目度の高さを実感しました。
SUPER GT 2020 Concept Model GR Supra SUPER GT CONCEPT
TOYOTA GAZOO Racingは、SUPER GT GT500クラスにスープラで参戦することを発表しました。レクサスLCでの参戦は2019年シーズンで終了し、同年前半に発売を予定しているスープラで2020年のシーズンを戦います。
新型スープラは米国で14日から始まるデトロイトモーターショーにて世界初披露される予定で、TOYOTA GAZOO Racingはレーシングカーについても昨年3月に「GR Supra Racing Concept」を公開するなど、新型スープラをベースに開発を進めてきました。
国内レースにおいてスープラは、SUPER GTの前身である全日本GT選手権(JGTC)から12年間に渡って参戦し、4度のシリーズチャンピオンを獲得しました。その間、記憶に残る幾多の戦いを繰り広げ、今でも語り継がれるクルマとして、ファンの皆様に愛され続けています。
そんなファンの皆様の期待に応えるために、スープラの復活に合わせて再びSUPER GT GT500クラスに参戦することにいたしました。
スープラのSUPER GT参戦復活を待ち望んで頂いているファンの皆様と新たな伝説を共有できるよう、努力してまいります。
出典:https://toyotagazooracing.com/jp/eventexhibition/tokyoautosalon/lineup/#grsuprasgt_2019
Road Car GR Supra CONCEPT
市販車モデルはコンセプトとは言え、かっこよさが伝わってきましたね。ナローボディのため、SUPER GT CONCEPTと比較すると迫力にかけますが、今後エアロやアルミ、ローダウンといったカスタムでいくらでも迫力は出せるでしょう。発売が待ち遠しい1台です!!
そして、後ろには歴代のスープラGTマシンが展示してあり、当時のスープラをみんなが思い出す憎い演出。こんなことされたら買ってまいますやん、トヨタさん。。。笑
Japan Touring Car Championship 1990 FUJITSU TEN TOM’S Supra
Japan GT Championship 2001 au CERUMO Supra
Japan GT Championship 2002 ESSO Ultraflo Supra
TOKACHI 24hour Race 2007 DENSO SARD Supra HV-R
TRDブースでも80スープラが展示してあり、トヨタは完全にスープラ一色といった感じでした!
個人的に結構好きなこの車。ランサー、インプレッサと共にトヨタがWRC参戦していたときにVHSのビデオで見まくっていた少年の心が蘇ってきました。やっぱり公道を走るっていうかっこよさですよね。
FIA World Rally Championship 2018 2018年参戦モデル ヤリス WRC(レプリカ)
その他、GRブースではコペンやセンチュリーも展示していました。
センチュリーと言えばお正月の箱根駅伝中、SNS上を賑わせましたね。
出典:https://clicccar.com/2019/01/03/677033/
残念ながらこちらは展示されていませんでした。。。
トヨタからはモータースポーツ推しの姿勢がビンビン伝わってきました。車をただ運転するのではなく、スポーツ走行という車を楽しむことを思い出せてくれる気がしました。やっぱり、車は所有してカスタムして、スポーツ走行を楽しむことで人生が豊かになるんですよね。夢中になって走り回っていた20代を思い出しました。また走ってみようかな。
LEAFとは思えないスタイル
日産はFormula EとLEAF NISMO RCがセンターにレイアウトされ、ノートなどのe-POWERも展示され「E」のイメージがとても強く感じられました。しかし、このLEAF NISMO RC、かっこよすぎですよね?これぞまさに未来のスポーツカー。これなら全然EVでいいです。いや、むしろ乗らせて下さい。というほどかっこよく仕上がっています。もちろん見た目だけでなく性能も両立しているわけで、今後のスポーツカーの構造が変わっていくのハッキリとがわかります。
NISSAN LEAF NISMO RC
GT-Rのタイヤ交換の実演も行っており、本物のピットクルーのタイヤ交換の速さを目の当たりにすることができ、一般の方でも楽しめると思います。
個人的にはこのJUKEがかっこよくてお気に入り。意味もなく雪山爆走したいです!
HONDA・SUBARUはスポーツ推し
HONDA・SUBARUはやっぱりスポーツ!これだからファンが離れないんですよねぇ。HONDAなんかゴリゴリのスポーツですよ!ここまできたらあっぱれの一言!かっこいいですよね!!
アフターパーツメーカーやチューニングショップも熱い
オートサロンと言えばやっぱりチューニング系!アフターパーツメーカーやチューニングショップが今年も多数出展していました。割合としては35GT-Rと86がかなり多い中、33スイフトや新型ジムニーが多く見られました。チューニングベースとなる車両が減ってきていることもあり、これも時代の流れ。それでも楽しむことを忘れない企業の熱い想いが伝わってきますね!!
C-WEST
HKS
BLITZ
横浜ゴム
FUJI SPEEDWAY
FUJI SPEEDWAYブースでは富士24時間レース総合優勝を果たした、Y’s distraction GTNET GT-R(24時間レース仕様バージョン)が展示されておりました。過酷な24時間耐久レースを戦い抜いた傷跡が生々しく残っていました。
RE雨宮
先日ブログにも書きましたが、あまさんのRX-7やRX-8は大人気なので相場は高くなっております!売却をご検討の方は是非リンクより記事をご確認下さい。
SCREEN
そしていつもお世話になっているPROSHOP SCREENさん。先日ご紹介したフルレストアR32 GT-Rが見れるかな?と思ったら今回は展示されておらず、ちょっぴり残念。。。気になる方はブログを見て、ブースで問い合わせてみて下さい!
蘇らせた1台!BNR32 GT-R フルレストア SCREENデモカーのご紹介
その他にも多数のメーカーやショップの出展がありました。
コンパニオンをちょっとだけチラ見せ
パット見、カメ小とかして会場をウロチョロしていたいしてつですが、一応メインは車だったので!?合間合間で少しだけ撮影したものをアップします。正直ボリュームが足りなくて満足されないと思いますが…どうぞ!
今年も開催 BH AUCTION
世界中のヴィンテージカーやチューニングカーなど、希少価値のある車を集めたBH AUCTIONが今年も開催されました。今年の出品台数はなんと50台。これだけの数を集めるのは至難の業だと思います。どこから集めてくるんでしょう。。。台数もさることながら、出品車の内容が凄い。ハコスカのGT-Rやなんとケンメリも。しかも赤は7台しか生産されていないという超希少車。そして35GT-RはHKSの神風。これはレーシングドライバーの谷口信輝さんが運転して登場しました。32GT-RもオーテックやHKSなど。マニアが唸るような車ばかりで高額での落札が期待できたのですが…
オークション結果はこちら:https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20190111-10374463-carview/
意外と流れる車が多く、中にはノーコールの車両も続出。なんと、49台中(1台出品取りやめのため)17台が成約。成約率34.7%。我々の参加している業者間でのプロオークションでは成約率は60〜80%くらい。この成約率の低さはかなり厳しい状況ではないでしょうか。もちろん、これだけの高額車ですから、そう簡単に決まらないとは思います。しかし、出品者側もお宝を幕張まで運んだにもかかわらず結果が出ずというのは辛い結果に終わりました。
今回のオークションの結果について私ごときが…というところですが、逆に私ごときでも気になった点は以下となります。
①出品台数を増やしすぎ、及び車種かぶりが多い
営業の方がかなり力を入れられたのでしょうが、裏目に出た感じですね。出品台数が増えることによって応札が分散します。特に出品順によっては後になるほど不利になります。その上、今回はハコスカGT-Rがやたらと多い。これではプレミア感が減って、応札が鈍るでしょう。私的に若干心配なのが、この流札が影響して、ハコスカGT-Rの相場が崩れるのでは…!?
②予想落札価格の過大評価
ちょっと桁が大きすぎて、私の普段扱う額ではないので感覚がおかしくなってますが。。。全体的に過大評価し過ぎな感じがあります。ケンメリも超希少車なのはわかるのですが、1億を超えるのは難しいかと。この額を出品者に提案していると思うので、ちょっといき過ぎな感じがありましたね。売りきらないで流札になっている車両もあるので、出品者がかなり高額の設定をしている気がします。応札者とのマッチングが取れていないような気がしました。
とは言え、これだけの車を集められるコネクションをお持ちですから、今後さらなる希少車も期待できますよね。次回は更に盛り上がるオークションを期待しています!
ちなみにF40の競りの際に会場におりましたが、1億を超えたときの会場のどよめきは凄かった!また、この結果を見てわかりますが、13万km走行のフルレストアしクラシケ取得した車両がこれだけの人気ということは、世の中がレストアや整備記録を求めているというのがわかります。必ずしも走行距離や希少価値だけではなく、オーナーの愛がそこにあるか、が重要視されている気がしました。しかし、F40という車は全ての部品を新品交換できる凄い車なんですね。初めて知りましたm(_ _)m
今年の車業界はいろんな形で盛り上がってます。中古車相場も動いておりますので、売買についてご相談があればお気軽にお問い合わせ下さい。それでは今年も頑張っていきましょう。