トランクのシーリングにクラック！？雨漏り修理はパッキンだけじゃない！20万km走行のZN6 トヨタ86はこんなところも傷んでいた！

2023/02/24

20万kmも走ればあらゆる箇所が傷んできて当然。今回はエンジンやミッションだけでなく、トランクにも魔の手が押し寄せていた！？

雨の翌日、トランクが濡れている、というお客様からの一報とともに画像が送られてきました。見てみるとテールレンズの辺りに雨水らしきものが漏れた跡が。

86/BRZの持病のようなもので、ド定番のトラブルと言われております。まずは、テールレンズのパッキンを交換してみます。

とは言え、かなりの量が漏れてきているようなので早急な対応が必要となります。まずはすぐにお車をお預かりし、テール周りを点検することにしました。

お預かりした車両のテールレンズを外し、状況を確認してみました。すると意外なことが判明したのです。

おわかりいただけただろうか…

クォーターパネルとバックパネルのつなぎ目のシーリング部分にクラックのようなものが見受けられます。現状だと汚れが酷くハッキリわかりませんので一度洗浄をしてみます。

洗浄してみると一目瞭然。ハッキリとクラックが入っているのがわかります。ここから水がトランク内に侵入してくるようです。

調べてみると、走行距離が多くなった車両や、スポーツ走行などでボディに負荷がかかっている車両はこのシーリングにクラックが入り、雨漏りの原因になっているということです。

シーリングからの雨漏りは、トランク内を濡らすだけでなく放置しておくとパネルのつなぎ目からサビを発生させる原因にもなります。こういったトラブルは早期発見し、しっかりと対処しておくことが重要となります。

今回は表と裏からしっかりとシーリング材で水が侵入しないように対策いたします。

今回は表側・裏側ともにしっかりシーリング材を打っておきます。

同時にテールレンズのパッキンも交換。また、キーシリンダーのパッキンも同時に交換します。と、そこで新たな事実が発覚。

おわかりいただけただろうか…

トランクのキーシリンダーパッキンの一部がめくれているではありませんか。これでは雨漏りしても仕方がない状態です。テールレンズ同様、こちらも新品にしてこれで安心です。

ZN6の86も発売開始から10年以上が経過し、いろいろと劣化してきています。特にスポーツ走行をしていた車両はその劣化が顕著に出てきますので、定期的な点検を行い、早め早めの対処をしていくことでその車両の寿命が伸びていきます。

86だけに限らず、愛車のメンテナンス、リフレッシュが気になるお客様はお気軽にお問い合わせください。

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