事実上最後のスピリットR!?シリアルナンバー1499番のFD3S RX-7 スピリットRタイプAが登場!
2023/01/01
今も尚ファンを魅了してやまないRX-7。そんなRX-7としての最後を飾ったのがスピリットRであった。1500台限定の最終モデルの最後の車両に関するドラマが。
目次
1500番はマツダ社内展示車両!そのため1499番が市場に出回る最後の車両に!
1991〜2003年まで発売されたFD3S RX-7。世界で唯一のロータリーエンジンを搭載し、日本を代表するピュアスポーツカーとして世界にその名をとどろかせたのは誰もが知っているはず。
そんなFD3S RX-7の最終特別限定車としてスピリットRが発売された。
限定台数は1500台。そのラインナップは2シーター5速マニュアル仕様のタイプA、4シーター5速マニュアル仕様のタイプB、4シーター4速オートマチック仕様のタイプCの3タイプが発売された。
タイプA | タイプB | タイプC | |
シート数 | 2 | 4 | 4 |
シート形状 | RECARO製 カーボンシート(レッド) |
レザーシート(レッド) | レザーシート(レッド) |
シフト | 5速マニュアル | 5速マニュアル | 4速オートマチック |
ホイール | BBS製 17インチアルミホイール(ガンメタ) |
BBS製 17インチアルミホイール(シルバー) |
BBS製 17インチアルミホイール(シルバー) |
ブレーキ | ドリルドローター・ステンメッシュホース | ドリルドローター・ステンメッシュホース | ー |
サスペンション | ビルシュタイン社製専用ダンパー | ビルシュタイン社製専用ダンパー | ー |
その他 | 専用インテリアパネル・レッドステッチ(ステアリング・シフトブーツ・サイドブレーキブーツ)・レッドブレーキキャリパー・専用オーナメント・専用メーター |
そんな1500台の限定車だが、全ての車両に限定車の証としてシリアルナンバー付きのプレートが装着されている。そこで気になるのが最後の車両だ。
2002年8月26日、宇品U3工場での最終生産車は、スピリットR タイプA チタニウムグレーメタリック車だった。この車の最終ラインオフに合わせ、FD3Sに携わったマツダのスタッフの他、一般公募のユーザーを加えて式典が催された。この車は市販されず、社内展用車となった
引用:Wikipedia
上記にあるように、1500番の車両はマツダの社内展示車両となっており、市場には出回っていないのである。つまり事実上最後の車両は1499番だ。そんな最終車両が令和の今、ここに登場したのだ。
詳細
車 種 | RX-7 |
グレード | スピリットRタイプA |
初度登録 | 平成14年 |
型 式 | GF-FD3S |
カ ラ ー | チタニウムグレーメタリック |
シ フ ト | 5MT |
走行距離 | 71,900km |
修 復 歴 | 無し |
車台番号下三桁 | 311 |
車両本体価格 | 1100万円 |
備 考 | レカロシート 17インチアルミホイール タイヤサイズ F 235/45R17 R 255/40R17 アラゴスタ車高調 |
今回の車両は基本的にはノーマルの個体となっており、アラゴスタ車高調と社外マフラーが装着されているのみだ。
賛否が分かれると思うが、スポーツ走行に必要な熱対策などで大幅な加工を要するチューニングがあるため、それらの加工を嫌う層が多く見られる。特に近年では良質な個体が減少しているため、こういった加工をされていない車両が評価されていると言える。
今回の車両はそういったユーザーにも十分に納得してもらえる内容ではないだろうか。
追加画像
詳細動画
動画を見てもわかっていただけるとおり、車両の状態は非常に良いと言えるであろう。外装に関しては経年・走行からくる劣化が見受けられるためその手直しさえすれば更に状態の良い個体になるのではないだろうか。
私の主観ではあるがこういった価値のある個体をキッチリとレストア・リフレッシュをし、後世に良質な個体を残していくべきではないかと考える。
希望金額は1,100万円となっているが、今後こういった良質車両に出会う可能性、そして市場に流通している最後のRX-7(スピリットR)と考えると、この金額は決して高い金額ではないだろう。
特に世界中のマニアが提示してくるプレミア価格を考えると、今この価格で手に入れておかなければ、二度と手にれることはできないだろう。