誠に申し訳ございません。皆様に販売するつもりのZN6 トヨタ86をいしてつが購入してしまいました。
2022/09/16
走行距離が20万kmのトヨタ86の販売を開始して数ヶ月経ちました。その後トヨタ86は売れたのでしょうか?
いきなりいしてつが土下座をしていますが、問い合わせが殺到し抽選販売になっているのでしょうか?
前回記事はこちら
目次
動画はこちら
前回紹介したトヨタ86ですがあろうことか、いしてつが購入していました!!
確かにあそこまで状態のいいトヨタ86を紹介しておきながら自分で購入してしまったなら土下座しているのも納得できますが、なぜ販売する予定でYouTubeやブログ記事にもしているこのトヨタ86を自分で購入してしまったのでしょうか?
そこにはいしてつなりの理由がありました。
いしてつが20万kmのトヨタ86を購入した訳
まず大前提としてこのトヨタ86を実際に販売する気は十分にありました。
それは前回の記事やYouTubeで紹介しているように、レーシングドライバーである織戸学選手がプロデュースされているMAX☆のフルエアロやリアウイングにより出来るだけノーマル状態の86の良さを活かしながらも、より引き締まったスポーツカーの印象を与えていたからです。
そして、内装も20万km走行しているとは思えないほど綺麗で、高すぎず低すぎずいい塩梅のK-oneオリジナルのフルバケットシートを装着し、Defiの3連メーターでスポーツ走行時の油温や油圧をしっかり確認することもできます。
エンジンはハードなカスタムは施されていませんが、純正の良さも生かしながらサーキット走行も楽しめる仕様となっており、走行距離が20万kmでなければかなりいいお値段のトヨタ86であったと思います。
みんなの不安をいしてつが解消します!
どうしても走行距離が20万kmであることがかなりネックですよね…。
もちろんこの状態でも走行することは可能ですが、
エンジンをO/Hした方がいいのかな?
あっさり新品のエンジンにしようかな?
どうせするならターボ(過給機)をつけたい!!
そんな思いを抱いて購入を検討された方は多いと思います。また修理やカスタムをするとなると、また追加で費用がかかってしまいます…。
もしローンで購入しようとされていた方は修理やカスタム代もローンに入れたいと思えば見積もりをとったりしなければなりませんので少し面倒ですよね…。
なので今回は、いしてつが購入してみなさんの代わりに修理やリフレッシュ、カスタムを行います!!
修理した箇所や修理が必要な箇所をYouTubeやブログでみなさんに紹介することが出来れば、20万km走行した車はどんなところが傷んでいるのか分かりやすいですよね。
実際にどんな修理が必要なのか、費用はどれくらいかかるのかなどこのトヨタ86を例にしてみなさんに共有することができます。
このトヨタ86は一台しかありません。
しかしこの車の修理やカスタムメニューを見て、どのようなところが傷んでいる可能性が高いのか、追加の整備費用にどれくらいかかるのかをしっかり分かった上で過走行車を購入するかどうか検討することができます。
ですのでこれから車を購入される方にとっての選択肢の一つになると思います。
いしてつがこの車を購入した意図はお分かり頂けたと思いますが、実際にどのような箇所を修理、カスタムするのでしょうか?
まだメニューは決まっていませんが、整備士である私目線でここは修理して欲しい、カスタムして欲しい箇所を紹介します。
20万km走った車はここを修理、点検すればOK!!整備士が勝手に修理箇所を予想します。笑
自分が購入した訳でもなく、実際にこの車を見た訳ではありませんが、20万km走行している車で傷んでいそうな箇所を勝手に修理予想していきます。笑
車の心臓部であるエンジンルーム
車でもっとも大事な箇所と言っても過言ではないエンジンルーム内で20万km程度で交換、修理したい箇所はエンジンと各種補機類です。
エンジンは言わずもがな車の心臓部ですが、かつて10年10万kmでタイミングベルトやウォーターポンプなどを交換していましたが、タイミングチェーンに変わり、ほぼ交換することはなくなりました。
このタイミングチェーンの交換推奨距離が20万kmなのです。また20万kmも走行すれば燃焼室にスラッジが溜まっていたり、圧縮が弱くなっていたりします。
ですのでタイミングチェーン交換と一緒にエンジンを車体から取り外し、O/Hまたは新品やリビルトエンジンに交換するのがオススメです。
また各種補機類であるオルタネーター(発電機)、ウォーターポンプやセルモーターなどもエンジンを取り外すタイミングで交換すれば後で交換するより工賃が安くすみますので一緒に交換した方が無難です。
路面とドライバーの架け橋である足廻り
ロアアームやアッパーアーム、ショックアブソーバーやスプリングなどのサスペンション。タイロットなどの舵取り装置など車を走らせる上で重要なパーツが多い足廻りですがゴム製のブッシュやダストブーツなどが多く使われています。
もちろん走行距離が増えれば増えるほどダメージは多くなりますし、ゴム製なので経年劣化もします。ですのでこの際に各種ブッシュやダストブーツも新品にしておいた方が無難であると思います。
ブッシュが劣化すると本来の性能が発揮できなくなり、クッション性が悪くなったり、異音の原因となります。
またダストブーツが破れると中にあるボールジョイントという人で言う関節のような部品に土や砂雨などが直接触れることにより、ボールジョイント部のサビや劣化がおき、交換が必要になります。
ボールジョイント交換費用はダストブーツ交換の2倍〜の金額がかかりますし、悪化すると走行不能になる場合もありますので甘く見ずに交換しましょう。おそらくこの辺りは20万km走行の車で今までに修理していなければ交換のタイミングだと思います。
これにプラスαでホイールの交換などのドレスアップもあるとテンションが上がりますよね!!
まとめ
皆様に販売する予定だった20万km走っているトヨタ86を「いしてつが購入してしまった」というかなりまさかの展開ですが、実際に20万km走っている車はどこが傷んでいるのか、修理にはどのくらいかかるのかなどをみなさんに共有していける筈ですので、このトヨタ86のようにお買い得な過走行車を見つけた時の参考になりますね!!