ZN8 GR86 RZ納車!ZN6 86との違いは!?
2022/08/26
2021年10月にフルモデルチェンジを果たしたGR86、車名もトヨタ 86からGR86へと変更になりました。
通常の車はモデルチェンジで車名が変わることはほぼないだけに、どこがどう変化したのか気になりますよね。
今回は旧型(ZN6)と比較し、注目の改良ポイントを紹介します!!
実際にGR86の納車時の動画もありますので参考にして下さい。
目次
動画はこちら
タイヤエイト刈谷店の西谷店長。今日は以前に注文していたGR86の納車日だけにテンション高めです。
待っているとピカピカのGR86が来ました!!
この最新のGR86(ZN8型)ですが、旧型(ZN6型)よりどんなところが進化しているのでしょうか?
エンジンの排気量がアップ
発売前より噂はありましたが、旧型の2.0リッターエンジンから2.4リッターエンジンへと排気量アップが行われました。
ターボ(過給機)の設定はなく高回転NAエンジンという性格に変更はないものの、最大トルクを発揮するエンジン回転数が従来では約6400r.p.mであったのに対し、約3700r.p.mとなったことで低回転域から優れたパフォーマンスを発揮できるようになりました。
出典:https://toyota.jp/gr86/compare/?padid=from_gr86_top_compare_banner
また年に一度納付する自動車税は2〜2.49リッターまで同じ金額なので、新型は旧型より高出力でありながら税金が同じなのは嬉しいですね。
アルミで軽量・高張力鋼板拡大採用で高剛性ボディー
新型はボンネット、フロントフェンダー、ルーフ天板、ドアパネルの材料が新たにアルミへ変更となりました。
エンジン排気量アップや高張力鋼板を拡大採用し、ボディー剛性をさらに高めながら、旧型に対しわずか30kgの車重増加に留めています。
出典:https://toyota.jp/gr86/compare/?padid=from_gr86_top_compare_banner
また車両上部の部分(ボンネット、ルーフ)が軽量化したことにより重心が下がりますので、低重心化も望めます。
加えて旧型より全高が10mm下がっていますので、物理的な低重心、車両上部の軽量化による重心の低下のダブル効果で更なる走行性能の向上が図られています。
BOXERメーターの採用
旧型はタコメーターとスピードメーターはアナログメーターでしたが、新型からメーターが全て液晶メーターに変化され、よりハイテクで近代化された印象となりました。
新型メーター
出典:https://toyota.jp/gr86/compare/?padid=from_gr86_top_compare_banner
旧型メーター
出典:https://minkara.carview.co.jp/userid/1210574/car/2666803/9884231/parts.aspx
表示項目に大差はありませんが、油温の表示が旧型では50.90.130.170と大雑把に表示されていたのでサーキット走行時に心許なく、油温メーターを別で設置していた方も多いと思います。
これに対して新型はデジタルで数値が表示されるため、より細かく油温を把握することが可能となりました。
またTrackモードでは水温もデジタルで表示されるので、油温計・水温計の後付けの必要がなくなります。これらを後付けすると5〜10万円近い出費となりますので、後付けしようとされていた方は他のパーツ交換の費用に回すことができます。
ついに搭載!!アイサイトコアテクノロジー(AT車のみ)
出典:https://toyota.jp/gr86/compare/?padid=from_gr86_top_compare_banner
AT車限定とはなりますが、アイサイトが搭載されました。
搭載機能は以下になります。
・プリクラッシュブレーキ
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衝突の危険性があるとシステムが判断した場合、ドライバーに注意喚起・強い制動力の速やかな発生やシステムによるブレーキ制御を行うことで、前方車両との速度差が約50km/h以下なら衝突回避や被害を軽減します。
・全車速追従機能付きクルーズコントロール
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高速道路や自動車専用道路で0km/h〜約120km/hの幅広い車速域で定速または先行車に追従走行します。
・車線逸脱・ふらつき警報・先行車発進お知らせ機能
自車のふらつき(高速走行時・約60km/h以上)や車線逸脱(約40km/h以上)を検知した場合、警報音と警告表示でドライバーに注意喚起します。また先行車の発進を音と表示でお知らせします。
・AT誤発進・誤後退抑制制御
出典:https://toyota.jp/gr86/compare/?padid=from_gr86_top_compare_banner
発進時のシフトレバーの入れ間違いやペダルの踏み間違いによる急な飛び出しを抑制。「発進」だけではなく「後進」にも対応しています。
後退時の制限速度を設定できる「後退速度リミッター」も備えています。
・後退時ブレーキアシスト
後退時に自車の後側方から接近してくる車両を検知し、インジケーターの点滅と警報音でドライバーに注意喚起します。
旧型では40km/h以下では自動offになってしまうクルコンでしたが、今回新型のATに搭載されているクルコンであれば渋滞中でも使える全車速追従ですので、道路状況に応じていちいち速度を変更しなくていいのでかなり嬉しい変化ですね。
いまや86販売台数の半数近くをAT車が占めているとも言われていますので、アイサイトの搭載によりドライバーの負担軽減、交通事故の減少に繋がりながらも安全にスポーツ走行も楽しむ。そんな時代がもう来始めています。
いい意味で変わらない点
旧型から改良された点を紹介してきましたが、変わらない方が嬉しい点もありますよね。
そんな変わらなくて良かった点を2点ほど紹介します。
・車体サイズ
なぜかモデルチェンジするたびに大型化していく近年の車ですが、このGR86はサイズを旧型と同等に保ってくれています。全長は2cmのみ伸びていますが、全高はむしろ低くなり全幅は同一です。
それでいて排気量はアップしていますので、企業努力の賜物ですね。
・ハブ(PCD100 5穴)
旧型同様、PCD100 5穴のハブレイアウトに変更がありません。そのため旧型から乗り換える人はカスタムホイールがそのまま引き継げます。鍛造ホイールなどを履かせていた方は相当お金が浮くはずです。
まとめ
旧型ZN6と新型ZN8を比較してみました。比較すればするほど新型車のいいところがたくさん見つかり、購入予定がなかったのに購入を検討される方も多いのではないかと思うほど改良されています。
車名が変更になるほどの変化は伊達ではありませんね笑。
また旧型と変わらないことがメリットになる箇所もありました。ここまで理解して購入したGR86が納車となると西谷店長のようにニコニコになるもの無理がありませんね。