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中古車相場を知ることのメリット 〜購入編〜

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ひとことで中古車相場と言われてもピンとこないし、知る必要があるの?という人も多いと思います。それでは、一般のユーザーが中古車相場を知ることで、購入時にどんなメリットがあるのかを説明していきたいと思います。

 

そもそも中古車相場とは?

 

 

前回もお伝えしたように、中古車相場と言っても「オークション相場」と「小売相場」がございます。ここでは一般ユーザーに必要になってくる「小売相場」についてお話していきたいと思います。

 

中古車相場とは?

 

単純に小売相場というのはオークションから仕入れた車を店頭に並べ、競合店や全国平均など、各社プライシング部門のスタッフが「最安」を狙ってプライシングしていくわけです。とはいえ、中古車というものは仕入れ値「原価」が発生しているわけで、その原価を割ってまで商売ができないのが基本です。そうなると単純に原価が安い時期、そう!オークション相場が安い時期が、販売価格が下がると言われています。

 

それでは実際にいつ頃が相場が安いのでしょうか?

 

オークション相場の変動は時期とタイミング

 

年間を通じてオークション相場が下がる時期は「決算月」とその前後と言われています。一般的に企業の決算月は3月・9月が多いと言われております。この3月と9月が何故相場が下がるのか。それは大きく2つの理由があります。

 

①新車ディーラーが決算月のため登録台数が増加する

②上記理由により車検が集中する

 

①はとてもわかり易いのですが、ディーラーはメーカーから課せられた予算を達成するために必死になって販売・登録台数を稼ぎます。新車もこの時期に買うと安く購入することができる、という話は有名かと思います。ちなみに、この時期に登録のみを行うことで台数を稼いだものが「未使用車」として安価で販売されているというわけです。

 

この各ディーラーの販売により発生するものが「下取り車」であり、その車が中古車市場に数多く出回ってくる。そして、オークションでも同様にディーラー下取り車が出品され、売上を上げるために、安い価格で売り切ってくる、というわけです。

 

実際に本日(9月29日)開催のディーラー系オークションに行ってきましたが、良質車を安く仕入れられました。

 

②は①に登録された車が登録から3年後に車検を迎えます。一般的に車の乗り換え理由として上位に来るのが「車検が近いから」。3月に車検だからそろそろ乗り換えようかな…と、1〜2月頃から乗り換えを考え、車探しに来られるユーザーが多いのです。するとここでも「下取り車」が数多く出回り、オークションで安く売買されるというわけです。

 

USStokyo落札単価2017
2017 USS東京 オークション落札単価

 

そして、中古車が面白いのはこれだけで終わらないこと。一般企業は3・9月の決算が多いのですが、買取で有名な某G社さんは2・8月が決算なんです!私は中古車業界にいて、本当にやり方が上手だな…と感心させられます。②に書いたように車検が多いということはその前月には車を手放す人が多いということ。そのため、毎年2月には数多くの買取車がG社さんに渡り、それをオークションでガンガン売り切ってくるという流れになるのです。

 

ということは、決算月だけではなく2月や8月も安くなるの?という疑問が浮上します。答えは△です。

 

小売相場はタイムラグが発生する

 

オークション相場が変動すると、小売相場も変動する。基本的にはこの流れですが、即効性があるとも限りません。中古車という性質上、定価が決まっておらず安く仕入れられた車にはそれだけの利益を乗せて販売ができるため、あるオークション会場で相場が下がり始めても、小売相場はすぐには動きません。その後、別のオークション会場で相場が変動してきたり、市場の流通台数が増えてダブついてくると、全国的に相場が下がり、オークションでの応札も減り、リアルに相場が下がってきます。その頃になると小売相場も下がってきます。オークション相場の変動から2週間〜1ヶ月はかかると言って良いでしょう。

 

ここで、上記の話題に戻りますが、2月や8月も安くなるの?の答えが△になる理由がわかりますよね?イメージで言うと2月後半から3月にかけて相場が安くなるという構図が出来上がります。また、4月に入ってもこの流れが続くため、小売相場は4月も安いと言えるでしょう。

 

しかし、グラフを見ると「3月よりも4月の方が安いのでは?」と思う方もいると思います。ここがまた中古車という特性が現れるところ。確かにオークション相場は安くなっております。ただ小売相場となると話は別。オークション相場が安くても販売価格は一概に安いとは言えません。大きな理由は3月決算が終わっていることが大きく、また3月ほど購入を希望されるユーザーが多くないということです。と、なるとここから先は販売店の戦略次第。決算月に安く売り切ったから、4月はしっかり利益を取っていこう、となるか、最安プライスを貫こう、のどちらか。一般的に通期のバランスを考えたら、薄利の時期とそうでない時期があってもおかしくないと思います。

 

それらを含めてた小売相場を考えると、ユーザーにとって一番安く購入できる時期は3月・9月と言えるでしょう。

 

車を安く手に入れる方法

 

中古車を安く買う方法

 

これらの相場の動きを知ることで、どのタイミングで購入を検討すべきかが大体わかってきたかと思います。ここで、自動車販売をする側からの意見を述べさせてもらうと、以下のように行動すれば車が安く買えると言えますので、参考にしていただければと思います。

 

①決算月前(2・8月)から欲しい車の小売相場を調べる

②決算月に前半〜中盤にこれだ!という車を見つけて販売店へ

③月内納車を希望して価格交渉

 

ここで気をつけなければいけないことは、決算月はライバルも多いので回転スピードが尋常ではないということです。ちょっとのんびりしていたら、欲しい車はあっという間になくなってしまいます。また、印鑑証明などの書類、車庫を準備した上で頭金の一部を持って販売店に行かれると良いでしょう。ただし、相手も人間です。気に入られるように腰を低く、やんわり価格交渉していくと、頑張ってくれて、思いもよらないほどの値引きをしてくれるかもしれませんよ!

スポーツカーの中古車相場は「いしてつ」に聞け!

スポーツカーの中古車相場は「いしてつ」に聞け!

スポーツカー専門店で15年以上勤務。仕入れ業務にも携わり実際にオークション会場に毎週足を運んだからこそ、リアルな相場観を身につけることができました。現場を知っているからこそ、お客様に的確なアドバイスを差し上げることができます。お気軽にお問い合わせください。

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    この記事を書いた人

    いしてつ

    GT-Rをはじめとする国産スポーツカーの相場のプロ。お客様へ最適な売買の時期をアドバイスいたします。また、車系YouTubeの制作にも自信あり!バズらせるために常に企画を考案中です。

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